幸せの鳥の羽根は、なぜ青なのだろう…青に馴染まなかった、子供の私の謎。
後々、青が表すメッセージに「幸せ」という意味があることを知ったけれど
ずいぶん長い間、偽物臭い、薄っぺらな色に思えてならなかった。
私の心を飛ばせるのは、暗くも明るくも光る緑色の羽根
…といえば聞こえが好いが、セキセイインコの羽根だった。
通学路にあるペットショップの店員さんに、かなり迷った末にお願いして、
抜け落ちた尾羽根を2枚ゆずってもらった。
嬉しくて、嬉しくて、両掌の中に包み込んで、家まで走って帰った。
自分のものになったその羽根は、私をジャングルに運び、
アラビアンナイトのクジャクの羽飾りに化身し、
お城の奥深くに隠されたヒスイを映し…始祖鳥の一部だったかもしれない。
この宝物も、一頭目の馬と同じく箱に閉じこめていた。
落胆はしたものの、姿はボロボロになったけれど、まだ残る鈍い光…。
空想の供をし、空を飛び、時間を越えた羽根には、
微かに青が見えたような気がした。
現在から、とても遠くへも繋がっている色だ。
今、輝く羽根は、他のすべての色も映していたのではないか思っているところ。
幸せのメッセージは、その時々で。
