「花を種(球根)から育てる」のは、たぶん…二度目だ。
一度目は幼稚園時のクロッカス。
今日、大きめの鉢に植えたのはチューリップ。
私が小さい頃から、祖父や母は庭と鉢植えで季節の花木を楽しんでいた。
世話をしている姿も見ていたはずだけれど、それはあまり記憶に無い。
そういえば、今年、実家の蘭に小さな白い花が咲いた。
祖父の生前からあった株で、もうずっとヒョロヒョロした茎ばかりだった。
伯母は「なかなか花がつかない種類なのに、よく咲いたねぇ」と言っていたが
母は「なんとなく世話をしてやっていただけ」だったんだとか。
確かに特別な事はしていなかったと思うけど、日当たりを見、水をやり、
…それが母の育て方なのだろう。
実は私は、何年か前にもチューリップの球根をたくさん買い込んだ。
しかし、植えるというそれだけが面倒で、芽が伸びるまで箱に入れっぱなし。
見かねた母が、親戚の畑の道筋にずらりと植えてきた。
やがて花が咲き、かわいい小道になったとお礼の電話をもらったけれど…。
きっと、記憶のどこかに花木を育て、育つ様子が埋もれている。
今度は私の鉢の庭から芽を出し、葉を伸ばし、花が咲きますように。
来年の春先に、白地に桃色のかかった花が見られるよう、世話をして。
品種名は、初桜。
